STUDIO-K

「ぴよ将棋」で将棋ウォーズの棋譜を読み込んで棋譜解析を行う


将棋ウォーズの対局棋譜を対局将棋アプリ「ぴよ将棋」に読み込んで棋譜解析(※)を行うまでの流れを解説します。
「ぴよ将棋」ってなに?という場合はまずは以下のページをご参照ください。
   ⇒本格派対局将棋 ぴよ将棋について

※棋譜解析とは
棋譜のすべての指し手について、AIの読み筋と実際に指した手の読み筋と、それぞれの形勢評価を自動的に調べる機能です。

将棋ウォーズの対局棋譜を読み込む

※ここに記載の手順は各アプリ・サイトからの棋譜の読み込み手順のページに記載の棋譜読み込み手順と同じものです。
※将棋クエストや将棋倶楽部24からの棋譜読み込み手順についてはこちらをご参照ください。

「将棋ウォーズ棋譜検索」サイトにて棋譜をぴよ将棋に読み込みます。
   ⇒将棋ウォーズ棋譜検索
棋譜を検索後、ぴよ将棋のアイコンをタップすると、ぴよ将棋が起動し検討モードで初期局面が表示されます。

棋譜解析を開始する

「メニュー」の「棋譜解析(自動検討)」をタップします。
「棋譜解析開始」の問い合わせ画面が表示されます。
解析レベルを選択します。 高レベルでは時間がかかりますが解析結果が正確になります。 逆に低レベルでは時間はかかりませんが、解析結果が甘くなります。 ちょうどよいレベルを選択してください。
※解析レベルの初期値は設定画面で変更できます。
「開始」をタップすると、棋譜解析がスタートします。

棋譜解析の結果を見る

棋譜解析の結果、形勢評価の推移がグラフで表示されます。
評価がプラスになると先手が優勢、マイナスになると後手が優勢です。 悪手は赤丸、疑問手はピンクで表示されます。 下図では先手が逆転した様子が見て取れます。
※グラフが表示されると盤面が小さくなってしまいます。「メニュー」の「形勢評価グラフ」で表示・非表示を切り替えられます。

画面下部のメッセージ欄に、以下のようにAIの読み筋と実際に指した手の読み筋と、それぞれの形勢評価が表示されます。

ぴよ将[-1626] ▲9一龍 △5四銀打 ▲9三龍 △7三金打 ...
指し手[-3480] 悪手 ▲9八玉 △7七桂成 ▲同金 △同馬 ...
「ぴよ将」の行はぴよ将棋のAIならこう指すよという手です。「指し手」の行は実際に指された手です。
AIの手と実際に指された手が一致した場合は「指し手」の行のみ表示されます。
[-1626]や[-3480]の数字はその手を指した時の形勢を表します。+は先手有利、−は後手有利です。歩得で100点ぐらいになります。この局面ですとぴよ将棋は後手優勢と判断しています。
その右側の「▲9八玉 △7七桂成 ...」は読み筋です。1手目の▲9八玉が先手が指した手で、△7七桂成が続く後手の手になります。 読み筋に「パス」と表示されることがあります。将棋にパスはありませんが、ぼんやりした手の代表としてAIの内部ではパスを読んでいます。

「>」ボタンで棋譜を進めると、各局面における解析結果(読み筋)を見ることができます。 また、形勢評価のグラフをタップするとその局面に移動します。

直前の手が表示されているボタンをタップすると、棋譜が表示されます。

一覧の右側に棋譜解析した結果から形勢評価値および悪手・疑問手が表示されます。棋譜をタップするとその局面に移動します。

解析結果の保存

時間をかけて解析した結果は保存しておきましょう。
「メニュー」の「棋譜をファイルに保存」で、ファイルに保存します。
※解析した結果も保存されます。

保存した結果ファイルはトップ画面の「ファイルから棋譜を読み込む」ボタンから読み込むことができます。

以上が棋譜の読み込みから棋譜解析を行うまでの流れとなります。
なお、棋譜解析はすべての指し手を調べるので、時間がかかりますが、特定の手だけ調べたいといった場合にはその局面が表示された状態で、 「検討」ボタンをタップすると、その手だけを調べることができます。